近畿大学工学部 presents てくたまラジオ!
近畿大学工学部と9ジラジが
理系高校生を応援する「近畿大学工学部 presents てくたまラジオ」のコーナー!
「てくたま」というのは「テクノロジーのたまご」のことで、
理系の研究や取り組みをしている9ジラー達が登場します!
今回は、広島県立大門高等学校 理科部にインタビュー!
今回は部長の鈴木君と副部長の矢冨さんから、それぞれの研究について聞いてみました!
鈴木君チームの研究は・・・
「ハツカダイコンを使ったアレロパシーについての研究」!
「第60回広島県高等学校生徒理科研究発表会」で優秀賞を受賞したそうです!!
アレロパシーというのは、植物に含まれている物質が他の植物に何らかの影響を与えること。
植物の生育を助けたり抑制したりする作用があって、わかりやすくいうと
植物同士が化学物質を出してテレパシーをしているようなものなのだとか!
2年研究してきて、1年目はアレロパシーがあるかどうかの研究で、
2年目はアレロパシーがどういう条件でよく作用するのかを研究したそうです!
1年目でハツカダイコンにアレロパシーがあることが分かって、
2年目はハツカダイコンを入れる容器の大きさを変えて、
小さい容器の方がアレロパシーがよく出ることが判明!
アレロパシーは植物を無農薬で成長させるので、この仕組みが解明されると
食料の生産性が高くなって、食糧難の対策に役立つかも・・・!?
続いて矢冨さんチームの研究は・・・
「大門高校周辺のチョウとチョウが餌とする植物の研究」!
「第60回広島県高等学校生徒理科研究発表会」で最優秀賞を受賞したそうです!!
まず大門高校の周辺のどんなチョウ・植物がいるのか調べるために、
チョウ類は調査ルートを一定に歩いて5m範囲内で目撃したチョウの種類と個体数を記録して、
植物は図鑑などで調べて種類を特定したのだとか。
先輩たちが過去行った研究のデータと比較しながら、
チョウの生息分布の特徴や環境評価というものを行ったそうです!
研究を続けて現在の時点でわかっていることは、
チョウと植物は密接に関係しているということ!
例えば草刈りでチョウの幼虫が餌とする食草が刈られると、
そこで見られるチョウの種、個体数が大きく変化するのだとか。
矢冨さんはチョウの研究を通じて、いずれ大門高校に
「バタフライガーデン」というチョウを呼び込むことを目的とした空間を作りたいそうです!
チョウが集まる学校って、なんだかロマンチック・・・!
理科部のみんな!色々教えてくれて、本当にありがとうございました!!
次回のてくたまラジオは2月2日(木)!
広島県立宮島工業高等学校 機械科のてくたまに取材した様子をお届けします♪
お楽しみに★
あ、こちらは理科部が管理しているチョウの標本です!
キレイでカッコイイ・・・部屋に飾ってみたいです!!