広島大学Radio Campus 第103回!
毎月第1、第3月曜日は「広島大学 Radio Campus」のコーナー!
広島大学の先生や学生にインタビューをして
先生の研究や学生がどんなことに取り組んでいるのかを伺うコーナーです!
コーナー担当は9ジラジOBのヤスこと安広 修平♪
今回は大学院先進理工系科学研究科の市川 貴之先生へのインタビューをお届けしました!
市川先生は「エネルギー貯蔵システムの研究開発」を行っていらっしゃるそうです!
ここで言うエネルギーとはズバリ、電気のこと!
そして貯蔵と言えば「貯める」ことなので、
私たちの身近にある充電ができる電池が思い浮かびますが・・・
実は私たちが日常で使っている量の電気を貯めようとすると、
電気代が今よりも高くなってしまうそうです。
さらに最近は太陽発電が増えて、昼間にたくさんの電気が作られるようになりましたが、
今のところ、余ってしまった電気は捨てているのだとか。
暖かくてお出かけ日和な日は、お家で電気を使わないので
貯めずに捨てる方法でも電気代は変わりませんが、
寒くて家で電気をたくさん使う日は電気が足らなくなるので、
足りない分を火力発電で補って、結局電気代が高くなってしまうそうです・・・。
今のままの仕組みでは、電気をたくさん使う日は電気代が高くなる。
かといって、これまでの電気を貯めるシステムを使っても、電気代が高くなってしまう。
そんな問題を解決するために、
市川先生は新しく「余った電気を貯めるシステム」を研究している!ということでした!
電気は「電気分解」をすることによって水素になるので、
この水素を貯めて、自動車を走らせたり、暖房をつけたり・・・
そんな世界を実現するために、水素の安全な貯め方を研究中!
10代のみんなが大人になる頃には、水素が活躍しているかも...?
最後に市川先生から10代のみんなにメッセージ!
「これから30年かけてエネルギーの使い方が変わっていきます。
その中心にいるのは10代の皆さんです。
色々な情報がある中で、何が正しいのか可能な限り納得して使ってみてほしいです。
あと私の研究に興味がありましたら、ぜひ広島大学に入学してください!」
市川先生!ありがとうございました!