9ジラジ ハルモニ心の伝言板 第10回
毎月第3火曜日にお届けするコーナー
「9ジラジ ハルモニ心の伝言板」
心の悩みや不安を抱える中高生、そしてご両親に寄り添いつながるコーナーです。
一緒にお届けするのは、NPO法人 FOOT&WORK 理事長の下原千夏さん。
9ジラーのみんなも「千夏さん(ちかさん)」って呼んでくださいね!
今回も9ジラーから届いたお悩みメッセージに寄り添いながらお届けしました。
まずは高校3年生になった9ジラーからのお悩み。
「高校3年生になって、後輩とかかわる行事が増えてきました。
私自身は年下の子と関わるのは好きなんですが、
距離の縮め方や距離感が難しいです。」
千夏さんも10代の頃は、部活動の中での関係に気をつかっていたそうです。
上下関係の厳しい部活で、自分たちが先輩と接するときは常に緊張していたのだとか。
だからこそ後輩ができたときは、後輩たちが緊張しないように
なるべく優しく接することを心がけていたそうです!
それに部活動・サークル・委員会など同じ目的を持ったグループに所属していたら
共通の話題があって距離が近くなるし、
趣味や好きなものを聞いて、もし同じものが好きだったら、そこから話を広げるのも良いですよね♪
さらに千夏さんから
「自分から声をかけるのは勇気がいると思うけど、簡単な声掛けからトライしてみてください!」
とエールも頂きました!
次も人との距離に関するお悩み。
「苦手な先生・クラスメイトとどう接したらいいですか?」
千夏さんによると、
人間の脳には危険を察知して回避しようとする機能を持つ
「偏桃体」という部分があって、私たちが苦手を感じて避けたくなるのは
偏桃体が働いていると考えられているのだとか。
「苦手を克服するのは難しいし、自分が苦手だと意識してしまうと
それが相手に伝わってしまう事もあります。
まずは相手に対して理想を押し付けないこと。
もっとこうすれば良い、ああなれば良い、と相手を変えようとしても無理なので、
そういうときは"のだなー"を使ってみてください。
こういう人なのだなーと思って客観的に見ること。
そうすると相手との距離が取れて、自分も冷静に見れるようになりますよ!」
と答えてくださいました!
相手を変えようとせず、時には「のだなー」で距離を置くこと。
千夏さん、今回も大切なことを教えて頂きありがとうございました!
今後もこのコーナーでは10代のお悩みに寄り添っていきます。
さらに悩みを抱える方に寄り添う
「ハルモニ@ホーム」という相談できるサイトもあります!
「ハルモニ@ホーム」というサイトは、
心の悩みをどこに相談したらいいのかわからないという悩みを抱えた方々と
身近な相談窓口をつなげる「広島版ひきこもり支援情報ポータルサイト」で、
相談内容(不登校・友達・ひきこもり等)や相談方法、
サポート対象エリアなど当てはまるものにチェックを入れると、
相談窓口を検索することができます。
ささいなことでも気にせず相談してみてくださいね!
またNPO法人 FOOT&WORKでは不登校や引きこもりのご家族の相談も行っています。
ご相談はFOOT&WORKのホームページをご覧いただき、お問い合わせフォームにご入力ください。
最後に千夏さんから9ジラーへメッセージ!
「ハルモニ@ホームでは、サイト内のコンテンツで
YouTube、ラジオ、コラムなど色々なコーナーを毎週更新しています。
今回は私が群馬県に行ってきた様子なども動画で掲載しているので、
ぜひご覧ください!」
千夏さん!ありがとうございました!