てくたまラジオ 近畿大学工学部 SDGs宣言
毎月第2・4木曜日にお届けする「てくたまラジオ 近畿大学工学部 SDGs宣言」!
今日が最終回となりました!
「SDGs」というのは、2030年に向けて、持続可能な社会をつくっていくためにできた
世界中のみんなで取り組む17の目標です。
未来のために私たちが達成に向けて取り組むべき課題が沢山あるのですが、
近畿大学工学部でも、「SDGs」にまつわる様々な研究が行われています!
このコーナーでは、そんな近畿大学工学部6学科の先生や学生をお迎えして
「SDGs」にまつわる研究やキャンパスライフについて紹介していきます!
今夜は、近畿大学工学部 機械工学科のジェイ・プラカス・ゴイト先生にインタビュー!
機械工学科は、
機械の設計、製造、機械を動かす動力について基礎的な知識や
専門性の高い知識を学びます。
4年生になってそれぞれ研究室に入って研究をするんですが
環境にやさしい自動車エンジンや農業機械の制御や自動化、
それらを支える生産・材料などなど、、、
面白い研究をされている先生がたくさんいます!
ゴイト先生は「地球に優しいクリーンエネルギーを増やす」
というSDGsにまつわる研究をされています!
SDGsの目標7番の「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」につながるんですが
ゴイト先生は大きな風力発電でいかに効率よくたくさんの電気を
作ることができるのか、性能を上げる研究をしています!
どうしたら効率よくたくさん電気を作ることができるのか・・・
2つの研究をされているんですが
『海に建てる洋上風力発電用に超大型の風車の開発』を行ってるそうです。
羽根の部分をブレードというんですが、
今開発している風車のブレードの長さは135m以上で高さは270m以上。
もっともっと大きい羽根にしちゃえばいいじゃん!と思ってしまう9ジラジチーム。
大きい羽根だともちろんたくさん電気を作ることができるんですが、
そうなると羽根が折れないように強くしないといけません!
ということは、コストが高くなってしまうので、
少しでも安くいい風車を作りたいと思っているそうです!!
もう1つの研究は、
多数の風車を一か所に設置した集まりを「ウィンドファーム」というんですが、
最近海の上にもウィンドファームが増えてきていて、
この『ウィンドファームの総発電量の向上に向けてウィンドファーム内の
風車の最適な配置を求める研究』をしています!
それぞれの羽根が当たらないようにできるだけ詰めて設置すればよさそうですね!
なんて9ジラジチームは思いましたが、ダメなんです!
ウィンドファーム内の風車と風車の間の距離を短くしすぎると
個々の風車の発電効率が低くなります。
逆に風車の距離を長くすると発電効率は良くなるんですが、
その分大きな土地が必要になるし
送電線も長くなってしまうので費用が高くなってしまいます。
なのでいかに効率よく、コストを抑えて発電量を上げるのかを、
大型のスーパーコンピューターを使ってコンピューター上で
シュミレーションしているそうです!!!
うーん!!すごい!!!
最後にゴイト先生から、中高生へメッセージ!
風力や太陽光発電という再生可能エネルギーに興味がある方はもちろんですが
これからは環境や地球にやさしいモノづくりが必要になってきます!
こういったことに興味がある方は、近畿大学工学部の機械工学科で待っています!
一緒に学びましょう!
ゴイト先生!貴重な研究のお話をありがとうございました!
【お知らせ】
コーナーに登場してくださる近畿大学工学部の6学科の先生や、
学生さんが取り組んでいるSDGsにまつわる研究を紹介している動画をぜひチェックしてください!
この動画は「近畿大学工学部SDGs宣言@広島キャンパス」という特設サイトで見ることができます♪
社会に役立つ研究を行うことは近畿大学工学部の目標の1つ。
「広島」の未来を考えた時、「工学」の視点からできることは何だろうか?
中高生、大学生にとってSDGsの問題を考えるきっかけにして欲しい!
・・・という思いから立ちあがった特設サイトです!
先生や学生さんのコラムも掲載されているので、
ぜひチェックしてみてくださいね♪