毎週火曜はせいれんじの日!
火曜16:50頃からお届けをする【しゅうちゃんの駆け込み寺】!
このコーナーは、認定こども園せいれんじ 副園長の"しゅうちゃん"こと
明田 周士さんによるお悩み相談コーナーです!

今回の相談です。
「こんにちは、悩みを聞いてくださるということで、
悶々としている思いを書かせていただきます。
今年、傘寿(さんじゅ)を迎える両親のことです。
実家は東京で、電話越しに年老いた老親を見守っていましたが、
このお正月は2年振りに思い切って帰省しました。
そして、ひさしぶりに会った両親の老いた姿に驚きました。
筋道の無い話のやりとり、想像の中だけで繰り返される会話、
思い通りにならない体へのイラ立ちが尖った言葉になって飛び交います。
もともと近所づきあいは少なく、趣味で通っていたサークルや教室も今は再開未定。
会って話すのは、お互い以外には、お医者さんくらい。
とても健康的な生活とは思えません。
遠く離れたところで何もできないこと、
嫌な風に老いていくのをただ見ていることが苦しいです。
この状況を娘としてどのように捉えたらよいでしょうか。
アドバイスをお願いします。」
このお悩みに対して、周ちゃんは、
「今まで育ててくださったご両親が、立派だった両親の姿が、
思わぬ方向に変わっていくと言う事は大変辛いことだと思います。
でもこれは、老化という現象で仕方ないことと受け取ることが大切だと思います。
私たちもいつか、そのように老いて変わっていく命を、
両親が見せてくださっていると、
私はいつも思っております。
さて、私にも84歳の母がおります。
そこで、私自身勉強いたしました。
話し方については。まずは母の側に立って考える、母が言っている意見は全てyes。
そして正しい・すばらしいと私は常に本気で思い感情を込めて、
言うようにしています。
そのことによって、本人も自信を持って、良かったと安心できるからです。
常識と言う言葉で、くくってしまうと、少し違うと思いますが、
ここは親子だけの関係ですので。
というか、この常識というのが曲者なんです。
あまり、関係ないんだけど意識の中で「正しい在り方補正」がかかってしまって、
困らせるんです。
ここは、学習で克服してください。
表現方法も「親子だから」とパワーダウンした表現になってしまうと、
相手は、「親子なのに」どうしてわかってくれないのと思いますので、
過剰なくらい表現をして、
「すごくわかっている」と相手に伝えるということが一番大事だと思います。
ここでは、イライラした尖った言葉も、
「そうよね腹立つ」って言ってあげてください。
「ほんとおかしいよね」って言ってあげてください。
筋道のない想像だけの話も「そうよねそう思う」と言ってあげて下さい。
いつか私たちも老いて死んでいくので、
精一杯最後の日まで嘘をつき通してください。
その事はかえって自分にも良いことになると思います。
あと、健康のためには、やはり食事と運動だと思います。
両方とも、離れていてもできることを精一杯してあげたらいいと思います。
1番大切な事は、早めに、公的機関に相談して、対応するということだと思います。
ケアマネさんについていただいて
今の状況で最高の選択肢を選ぶということが大事だと思います。
(とはいえ介護はとてもお金がかかる話なので、
できる範囲でしてあげてください。)
「和顔愛語」と言う言葉があります。優しい言葉で微笑みを感じるように
ここの場合、どんな汚い言葉でもどんなに嫌な両親の面を見ても、
そのことを、受け止めて、両親の喜ぶようにしてあげてください。」
とお答えしてくださいました!
周ちゃん、すごく素敵なお話、ありがとうございました!
毎週16:30頃から、コーナー「えもっちゃんといっしょ」も
周ちゃんと一緒にお送りしております!
かわいいせいれんじキッズたちも登場しますので、
来週もお楽しみに~✨
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