しゅうちゃんの駆け込み寺 第12回
毎週火曜はせいれんじの日!
火曜16:50頃からお届けをする【しゅうちゃんの駆け込み寺】!
このコーナーは、認定こども園せいれんじ 副園長の"しゅうちゃん"こと
明田 周士さんによるお悩み相談コーナーです!
今回は、30代男性の駆け込みリスナーからの相談です。
「僕は7年前に6年間飼っていたインコを病気で亡くしました。
7年経っても後悔しています。
もっと長生きさせてやれたんじゃないか?
苦しませてしまったことがかわいそうでなりません。
こう考えているのは僕だけではないと思います。
きっとペットロスで辛い思いをしている人もたくさんいるはずです。
みなさんどのように乗り越えておられるのでしょうか?」
このお悩みに対して、周ちゃんは、
「親鸞聖人ご往生1月16日。その次の日、1月17日が平井堅さんの誕生日。
そして今日のゴッジ、ご縁を感じます。
とっても大切な質問ありがとうございます。
仏教では生死一如(生きることもありがたく、命が閉じていくと言うことも、
尊いことだといいます)と言い、そのことが、1つになって、命になります。
6年間かわいがったインコさんのことを今でも後悔されているということは、
後悔するほど愛した!という答えになると思います。
もし自分が反対の立場だったら、
ここまで愛してくれた人に、ずっと悲しんで欲しいのかと言うと、
そうではなく、この悲しみから早く癒され、
心の中でいつでもずっと生きているので、元気な笑顔を早く見せてほしいと願っています。
この場合の罪悪感は、仏教に出会うと、亡くなった命が、
その人にがんばってくれと願っていると言うことになります。
浄土真宗では、死ぬということは、仏様になるということと捉えます。
インコちゃんは、ずっとあなたを愛して見守っている仏様になって、
どんなことがあっても私は大事なあなたとのご縁を忘れないようと聞き受けます。
なので、悲しみが、そのまま時間をかけて守ってくれているんだと言う喜びに変わり、
また勇気を得て、新しい命との出会いを大切にしようと、励ましてくれていると思います。
さて今回のポイントをもう一度復習すると、
死との向き合い方は、生死一如と思えば、毎日が大切な一瞬一瞬であると思って、
ありがとうとお付き合いすることが大事だと思います。
2つ目、罪悪感を持つことは大切なことですが、仏教に出会うと
そのことが、愛し愛されていたという喜びに変わるということになります。
3つ目になりますが、浄土真宗では、死ぬと言うことではなく、
仏様に生まれて本当の命になるということです。
阿弥陀経では、鳥は、お浄土で真実を伝える美しい声で鳴いているそうです。
なので今 インコちゃんはお浄土で美しい姿で、声で、
私に頑張ってねと囁きかけているように捉えます。
ぜひこれをご縁に、お仏壇にお参りをされてはいかがでしょうか、
生きる勇気と希望が与えられると思います。」
とお答えしてくださいました!
仏様のお話や親鸞聖人の教えなど、
詳しく知りたい方は、近くのお寺でお話しを聞いてみるのも良いかもしれません。
本願寺のホームページ ▷ https://www.hongwanji.or.jp/
周ちゃん、すごく素敵なお話、ありがとうございました!
毎週16:30頃から、コーナー「えもっちゃんといっしょ」も
周ちゃんと一緒にお送りしております!
かわいいせいれんじキッズたちも登場しますので、
来週もお楽しみに~✨
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