しゅうちゃんの駆け込み寺 第45回
毎週火曜はせいれんじの日!
火曜16:50頃からお届けをする【しゅうちゃんの駆け込み寺】!
このコーナーは、認定こども園せいれんじ 副園長の"しゅうちゃん"こと
明田 周士さんによるお悩み相談コーナーです!
今回の駆け込みリスナーはこの方です。
「以前、ママ友から言われた言葉が未だに私の心の中に引っかかっています。 それは『おとみさんは、 娘ちゃんのことを信じて育てていないから娘ちゃんが変に育っている。 お願いだから娘ちゃんのことを信じて育ててあげて』という言葉です。 そのママ友さんと会うたびにその言葉を思い出して苦しくなります。
自分の子どもといえど他人なので100%信じることはできないし、個人の考え方もあるから行動だけで信じてはいけないよなーと思いながら子育てしています。
浄土真宗の教えではそのあたりの考え方がどのようになっているのかお聞きしたいです。 彼女が考えている 『自分の子どもを信じて育て』意味が少しでもわかれば、 彼女を見ても苦しくならないのかなぁと思い、メッセージを送らせていただきました。」
このお悩みに対して、周ちゃんは、
「ご質問ありがとうございます。
とてもわかる気がいたします。 人間ほど難しいものはいないし、答えがありませんからね。 私も人生には会いたくない人ばっかしでございます。 それは、自分が傷つくからまた反対に傷つけていることも多くありますが。
仏教は思い通りにならない苦しみ、自己中心の世界の崩壊が原因であると教えています。
では、浄土真宗をお参りしたら、そのことが改善すると言うわけではなく、全く改善しない、もっと言えば、状況が悪くなっていく中に生き続けていることが、 人生だと教えてくれるのです。
多くの宗教は、お参りしたら幸せになるよと言いますけれど、反対の教えなんです。 そこが、すごいんです。
お参りして気付くのは、 思い通りにならない事に、 気付くことです。
では私がどのように受け取るかということが大事だと教えてくれています。 なので、勇気を出して、この人の言われるように子供に関わってみることも1つの突破口かもしれません。
嫌で嫌でしょうがない事は、自分が悪いのか、相手が悪いのか、何か改善 (変化) する道があるのか?
と考えたときに、改善する道があるんだなといつも考えさせられます。
仏教の教えは、大変だから、逃げるのではなくてちょっとだけ触れてみようと、どっちみち大変なんだから、 そしてちょっと改善 (変化) することができるかもしれないとは思わないけど、
実際はそのきっかけがあるような気がいたします。 やっぱりキツイ、意外、良かったって。どっちみち失敗する人生なんだったら、頑張って言っちゃってっていう教えなんです。
そのままでもいいけどね。
それも受け止めるよという教えが浄土真宗の魅力だと思います。」
とお話をいただきました。
仏様の教えや 親鸞聖人の教えなど、
詳しく知りたい方は、近くのお寺でお話しを聞いてみるのも良いかもしれません。
本願寺のホームページ ▷ https://www.hongwanji.or.jp/
周ちゃん、優しいお話をありがとうございました!
毎週火曜日16:30頃から、コーナー「えもっちゃんといっしょ」も
周ちゃんと一緒にお送りしております!
かわいいせいれんじキッズたちも登場しますので、
来週もお楽しみに~✨
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