縛られるものなどない! GLIM SPANKY BIZARRE CARNIVAL Tour 2017-2018

2017.11.5(Sun)
@HIROSHIMA CLUB QUATTRO
GLIM SPANKY BIZARRE CARNIVAL Tour 2017-2018

SEとともにメンバーが入場。
青い照明に照らされたメンバーとメンバー2人のリッケンバッカーが並ぶ姿は壮観。
Vo&Gt.松尾レミが「こんにちは、GLIM SPANKYです!」とひとこと。
ブルージーな音が会場を包み込む。


この日何度もギターを持ち替えていたGt.亀本寛貴のレスポールはこの日も絶好調。
美しく鳴くチョーキングとはこのこと!というほどソロパートでは存在感を発揮。
MCでは「宮島でたくさんヤドカリを見つけました!」とゆるいキャラクターも彼の魅力の1つ。


この日はニューアルバム『BIZARRE CARNIVAL』からの楽曲たちに加え、
前作『I STAND ALONE』からの楽曲や、GLIMのライブではおなじみの勝負曲も織り交ぜたセットリストで、
遊び心に満ちた楽曲が静と動を行き来しながら次々とアウトプットされていく。
間違いなく唯一無二の音を届けるバンドだ。


中でも際立っていたのは"白昼夢"
亀本はアコースティックギターを、
松尾はトライアングルなどがぶら下がったスタンドを自由に演奏しながら
語り合うように楽曲を紡いでいく。
サポートメンバーもウィンドチャイムなど繊細な音で楽曲を彩る。
「この曲は自由な雰囲気を出したくて、レコーディングでも自由に鳴らしました。」
なんと部屋に飾るオーナメントなど楽器でもないものを鳴らしたりしていたそうだ。


思えば今回のアルバムは
いろいろな面で自由、かつ想像力をかきたてる作品だった。
"END ROLL"で取り入れられたパーカッションの音や"THE WALL"で使用されたという12弦ギターの音色は、
これまでのGLIM SPANKYはそのままに遊び心を加えた進化を遂げており、ライブやレコーディングでのシーンも想像させる。
"Sonntag"はライブのMCでも触れられた様にドイツ・ベルリンの冷々たる空気感と景色を思わせ、
"白昼夢"の後ろで鳴っている細かな音は、一聴しただけでは何が鳴っているのかわからない。そして、何より自由。


この自由さ、なにより挑戦ともとれるような、鳴らしたい音で道を切り開き自ら突き進んで行くスタイルは、
これから多くの人々を魅了し、間違いなくシーンを変えていく存在となるだろう。
終盤で演奏された"大人になったら"
様々経験や景色に裏打ちされ、楽曲の説得力がかつてより増しているように感じた。
人生のどこかでGLIM SPANKYの音楽を、味わってほしいと感じる夜だった。

音の厚み度
★★★★★
また見たい度
★★★★★
MCゆるい度
★★★★☆

今回は終演後に楽屋で撮らせてもらったオフショットを掲載!
楽曲の格好良さとMCのゆるさのメリハリも、GLIM SPANKYのライブの持ち味だなと思いました。
たまに松尾さんに無視されたり、適当にあしらわれたりしていた元気な亀本さんの姿に普段の仲の良さも垣間見える…?がんばれ!亀さん!

Written by ADザッキー