祝・結成10周年!a flood of circle 2年半の空白も、青く塗れ!

2016.5.21(土)
@HIROSHIMA SECOND CRUTCH
a flood of circle THE BLUE TOUR-青く塗れ!-
どんなバンドにも大なり小なり試練がつきものだが、a flood of circleの場合は特にドラマチック。メンバーの失踪、度重なるメンバーチェンジ、レーベルや事務所の移籍...。どんなピンチもブライトなロックンロールに昇華し、乗り越え続け、今年ついに結成10周年を迎えた。

広島ワンマンは、約2年半ぶり。会場の熱気は、沸騰寸前だ。待ちわびた観客の期待感は熱となり、歓声となり、最初の1曲目『Golden Time』からすでに最高潮!
今年2月にリリースされたベストアルバム『"THE BLUE" -AFOC 2006-2015-』を引っ提げた今ツアーは、メンバー全員青い衣裳に身を包む。Vo&Gの佐々木が「二度とこんなセットリストでやらない!」と公言するほどの、怒涛のキラーチューン連発。ぐんぐん上がる会場の温度と湿度。響き渡る観客の歌声。晴れ晴れとしたメンバーの表情は、今がベストであることを物語る。

佐々木と今回のサポートギタリスト・爆弾ジョニーGt.キョウスケとの、じゃれ合う兄弟のようにギターを弾きあう姿は、間違いなくこのツアーのハイライト。佐々木と10年のバンド活動をともにした、渡邉一丘のアグレッシブなドラム。華麗にステージ前線に飛び出す2代目ベーシストであり紅一点のHISAYO。この4人のバンドサウンドがなんとも心地良かった分、8月末でのキョウスケの卒業は名残惜しい。だが、「今のベストを塗りかえよう!」というMCでの佐々木の言葉通り、2時間越えのセットリストの中でもベストを更新し続けた彼らのライブは、汗と熱気と笑顔、そして大合唱で会場をいっぱいにしていた。

ちなみに。a flood of circleは新たなギタリストを一般公募するとのこと。応募内容に記載されている、「失踪NG。明るい性格ならなお良し」。逆境を個性に変換するユーモアに、思わずニヤリ。新ギタリストを迎え、さらにパワーアップした彼らに出逢える日が待ち遠しい。

R&Rサウン度
★★★★★
ベスト度
★★★★☆
ドラマチック度
★★★★★

<採点コメント>
『いまのベストを塗り替えよう!』というMCでの言葉がずっと心に残っています。ベスト度は☆-1なのは、まだまだベストを更新し続ける彼らへの期待度によるものです。また近々広島でライブが見られることを楽しみにしています。

Written by 広島FM『Rock It Out!』DJ 濱野 歩