SPITZ 30th ANNIVERSARY TOUR "THIRTY30FIFTY50"

2017.7.22-23
@広島グリーンアリーナ
SPITZ 30th ANNIVERSARY TOUR “THIRTY30FIFTY50”

自らの世界観を30年間紡いできた、そして50歳を迎えようとするスピッツが、
遂に広島で初となるアリーナ公演を敢行した。


『SPITZ 30th ANNIVERSARY TOUR "THIRTY30FIFTY50"』


いったいどの曲から始めるのか、というのがまず気になる所。
数々の名曲がある中で、彼らが選んだのは「醒めない」。
歌詞の中で出てくるさまざまなフレーズは
これから目の前で広がっていくスピッツの世界の幕開けにぴったり。


続いての曲は「8823」
正直ここで"今日のライブは間違いない"という確証が生まれた。
スピッツのシングル・コレクション『CYCLE HIT』には収録されていない楽曲ではあるが
サビの爆発力やドライブの聞いたギターフレーズなんかも含めて、
スピッツがロックバンドであることを証明しているような楽曲。
爽快なイントロが始まった瞬間会場の空気が変わった。
軽快なギターのメロディと緊迫感のあるドラムのビートが会場の高揚感を煽る。


その後は「涙がキラリ☆」「ヒバリのこころ」「チェリー」
「スターゲイザー」「惑星のかけら」などなど、新旧の名曲を織り交ぜながら
ライブが展開されていった。改めてスピッツの楽曲の多さに驚かされる。
スピッツをあまり聴いたことがない人間でも一度は耳にしたことがある曲であろうし、
ファンからしてもここまで贅沢なセットリストがあっていいのかな...という感じである。
(ちなみに、後から考えるとこの時点ではまだ折り返し地点!びっくりです!)


「メモリーズ・カスタム」ではファンにはおなじみ、初めてみた人はびっくり!な
ドラム・崎山氏のすさまじいドラミング!
ドラムソロのようなフレーズが会場を揺らし、メンバーを揺らす。
ここでもやはりスピッツは"ロックバンド"なのだと認識させられた。


MCでは30年の活動を振り返り、ライブハウスで手書きのチラシを配っていた話や
BUCK-TICKと対バンしたときの話(モヒカン頭が天井に着いていたそうです)などなど
歩みをとめなかったこそ笑って話せるのだなあ...としみじみ。


ライブ本編の最後は「1987→」
歌詞の中の一つ一つのフレーズが説得力を持って、音になって、自然と心に響いてくる。
これは今のスピッツが鳴らしている、今のスピッツにしか鳴らせない音楽に違いないと感傷に浸っているうちに、本編が終了。


だけどまだまだ通過点、きっとまだ続いていくだろう、次のアルバムはどんなだろう、という期待をあの場にいた誰もが抱いていたように思う。
そして、12月27日には横浜アリーナ公演を収録したライブDVD/Blu-rayのリリースも決定している。
ライブに行かれた方も、行けなかった方も、こちらの作品で雰囲気を堪能してほしいと願う。
とても良い夜だった。


まだまだ冷めない度
★★★★★
宇宙の風に乗る度
★★★★★
燃えるようなアバンチュール度
★★★★★

ライブ前の会場アナウンスにも愛が溢れていて、カープの試合がかぶってしまったことで
チケットの売れ行きも危惧していたそう(しっかり満席でしたが!!)です。
改めて、スピッツのみなさん、スタッフのみなさん、夢番地のみなさんありがとうございました!

Written by GOD