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[ KENSHI’S NAVI ]

昨日12日からサロンシネマで公開されている映画「1987、ある闘いの真実」、タイトルにあるように1987年の韓国民主化闘争の実話を描いています。この時代の韓国がどんな立場に置かれていたのか・・知った上で鑑賞すると、より物語にすんなりと入り込めるでしょう。という事で、社会背景を簡単におさらいしておこうと思います。民主化を求めるデモが学生を中心に激化していた当時、軍事政権が民衆を徹底的に抑え込んでいました。共産主義を排除するためならば暴力もいとわない、そんな時代です。そうした中、警察の行き過ぎた取り調べが原因でソウル大学の学生が死亡します。拷問による死亡事故をもみ消そうという権力側、死因を明らかにするため奔走する検察やマスコミ、民主化運動の活動家、自由のために闘う市民・・それぞれが自分の立場で考え動く事が結果、歴史をも動かしていきます。民主化のターニングポイントへとなっていくんです。映画として、事実を元にフィクションを加える事で時代性がリアルにくっきりと再現されているかのように感じられました。この年の民主化闘争を経て、韓国は翌年1988年のソウル・オリンピックへと突き進みます。それに対して、日本は再来年の2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けてどこに行こうとしているのか・・と考えると、簡単には言葉が出てきません。80年代の韓国というフィルターを通して、現代の日本を考えるいいキッカケにこの映画は役立つのではないでしょうか・・。巨大権力に普通の人々が立ち向かった社会派の作品「1987、ある闘いの真実」、今だからこそ観て損はしないと思います。現在、サロンシネマで公開中です。

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