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放送
2018年6月 1日 15:21

切明千枝子さん

今日は、【サラサーテ作曲「ツィゴイネルワイゼン」】をピックアップしました。

スペインの著名なヴァイオリン奏者で作曲家でもあったサラサーテの代表曲で、いくつかのハンガリー民謡や大衆音楽の旋律を組み合わせて作曲されています。

サラ・サーテは、8歳の時に初めての公演をし、10歳の時にスペイン女王の前で演奏を披露したとされています。

原曲はフルオーケストラをバックに、ヴァイオリンソロ1名で演奏されますが、リサイタルなどでヴァイオリン1名+ピアノ伴奏1名という組み合わせでやることの方が多いようです。

この有名なツィゴイネルワイゼンが、原爆投下後、焼け野原となった広島でプロの演奏家・諏訪根自子さんのリサイタルで演奏されたとされています。

時は、1946年、昭和21年の春、場所は、宇品港に面した旧陸軍運輸部の'凱旋館'。原爆で焦土と化した広島に唯一残っていた大ホールでした。この時の演奏を実際に聞いておられた方、切明千枝子さんにお話しを伺いました

  

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切明千枝子さん、昭和4年生まれ、現在88歳。

73年前の8月6日は、広島県立第二高等女学校に通う16歳でした。

  

諏訪根自子さんのリサイタルについて覚えておられることを教えて下さい。

「当時私はもんぺにわらじ。最前列からみた諏訪さんは銀白色のドレス、銀色の靴。こんな美しいものが世の中にあるんだー!と衝撃をうけた」

  

●当時の状況とは

「死は免れたものの、身内や友達を失い、生き延びてしまった後ろめたさに苛まれ、生きる気力を失っていた時にたまたま聴いたのがこのリサイタル。生きる気力が芽生えた」

  

●切明さんにとって'音楽'とは?

「人間が人間である為に欠くことができないもの」

  

  

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今回放送で使われた曲の紹介


曲目:ツィゴイネルワイゼン ヴァイオリン:正戸里佳 ピアノ:望月優芽子
作曲家:サラサーテ