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放送
2018年8月 3日 21:37

「川よ とわに美しく」という合唱曲について 米田 勁草さん

73年目の8月6日がやってきます。
今日は「川よ とわに美しく」という合唱曲についてお伝えしました。  
この曲は、詩人・米田栄作さんが詠んだ「川よ とわに美しく」という詩集が元になっているものです。 原爆で、2歳の三男を失った悲しみや平和への願いを綴った詩集で、お子さんを探し続けるも結局見つけることができなかった想いや、美しく蘇った川をテーマにした作品集です。 この中から「川よ とわに美しく」を含む5つの作品が、作曲家・三枝成彰 (さえぐさ しげあき)氏によって、シンセサイザーも使った新しい合唱曲が完成したのです。
そして、合唱は地元の合唱団に依頼し、1981年11月に初演され、文化庁芸術祭優秀賞に選ばれ、のちに日本の合唱作品100選にも入りました。さらに、各方面からの要望で、1年後には混声合唱版も出版され、多くの合唱団に演奏されることになりました。
今日は、ゲストに、詩人・米田栄作さんの長男でいらっしゃいます 米田 勁草(けいそう)さんをお迎えしてお送りしました。
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<父・米田栄作さんについて>
 
どんなお父様でしたか?
 
「明治生まれの親父、厳格なイメージでしたが、家族想いの父でした。」
 
2002年に94歳で亡くなられるまで原爆をテーマにした詩を書き続けられたお父様の詩をどのようにご覧になっていましたか?
 
「親父の詩は、難しい。父の詩の書き方は、生の言葉で書くのではなく、何度も頭の中で考えて、それを詩の言葉にしていた。
詩の言葉一つ一つが、重い。。。難解な詩だなと思われたこともあるだろうなと思います。」
 
<勁草さんご自身について>
 
●73年前の8月6日は?
 
「竹屋小3年生で、学童疎開をしていました。」
 
●82年~85年 4年間、平和記念館長も務められたそうですね
 
「コンクリート造りの慰霊碑が老朽化して被爆40周年の前に石造りに変えました」
 
●退職後に'絵'をスタート
 
「老後の趣味に絵画教室に行きました。最初は海外の風景を描いていた。描き出して3年後、大きな絵を描くときのテーマを「平和」とした。川面に映る原爆ドームは産業奨励館とした」
 
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米田さん、本日はありがとうございました。

今回放送で使われた曲の紹介


曲目:川よ とわに美しく
作曲家:作詞:米田 栄作 作曲:三枝成章