オススメBOOK☆阪急電車

廣文館・広島駅ビル店の重津さんが今日、紹介してくれたのは、
有川 浩 『阪急電車』です。
この小説は、関西を走る私鉄「阪急電車」を舞台に書かれた物語。
その阪急電車の中でも、兵庫県宝塚市の宝塚駅から兵庫県西宮市の
西宮北口駅までの8駅、片道15分の路線・今津線で起こるストーリーが
描かれています。
「久しぶりに、読みごたえのある面白い!と思う小説でした」と重津さんが
語ってくれました。
阪急電車に乗る乗客、それぞれにドラマがあって、そのドラマが電車の中で
交差し、また新しいドラマが生まれていきます。
淡い恋が始まったり、ドロドロの恋愛の終結があったり、女子高生たちの楽しい
バカ話があったり、中年おばさんたちの友達付き合いがあったりと決して
不自然な話ではなく、実際に起こってもおかしくないドラマが描かれています。
読むと、おもわず電車に乗りたくなる、心温まるヒューマンドラマの数々。
電車の中でこの小説を読むと、さらに臨場感も出ておもしろいと思います。
乗り合わせた乗客の一人になって読んでみてください。
またこの小説は来年、中谷美紀さん主演で映画化されることも決定しています。
乗り遅れる前に読んでおきたいですね!