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年内のブックレコメンドは今日が最後です!
今年もいい本をたくさん紹介してもらいました☆
廣文館・金座街本店の藤森さんが今年最後に紹介してくれたのは、
吉本隆明 『 15歳の寺子屋 ひとり 』
表紙の写真のように、ナイスSMILEで写真を撮ってみました♪
「15歳の寺子屋」は講談社のシリーズ企画で様々なジャンルの人生の
大先輩が先生になり、義務教育を終え、大人への第一歩を踏み出す
15歳にメッセージを送るという企画です。
著者の吉本隆明さんの本はたくさんありますが、
藤森さんが思うこの本の魅力は、15歳からの質問に答えるときの
語り口調から吉本さんの人柄が伝わってくるところなんだそうです。
本の最後に、子供たちの感想が載っているのですが70歳くらい年下の
メンバーから「正直で素直で一所懸命な人」と言われています。‥すごいです。
吉本さん自身も子供の頃は人と話すのは苦手だったそうですが、
届かなかった言葉こそが、自分に色んなことを教えてくれたと自身の経験を
基に話しています。
「さあ、どうぞ。もっとお楽に。お行儀悪くなさってください。
どんな質問にも、正直にお答えします」
15歳の男女4人を相手に1年にわたって行われた、小さな寺子屋授業。
進路、文学、恋愛など、様々な人生の質問に戦後思想界の巨人・吉本隆明が
答えていく。考え抜かれた言葉の数々に、心が鍛えられる授業です。
15歳だけでなく、いろんな経験を積んだ大人だからこそ、響く言葉もあります。
ぜひ、お正月休みにゆっくり読んでみてください★
みなさん、今週はお祭りにお付き合いいただき、ありがとうございました~!!
そして、たくさんのご応募、ありがとうございました★
「電話で話したい!」「ビールほしい!」「ipod nanoほしい!」と、
ホントにたっくさんのご応募をいただきました!!!
当たらなかったという方、本当にごめんなさい。。
バイブオンは今日で終わりですが、サンクスリスナーズウィークはまだ明日も
あるので、またエントリーしてみてください☆
最後はみなさんのラジオへの温かいメッセージをホントにたくさんいただいて、
バイブオンチームは嬉しい気持ちでいっぱいになりました(^ー^)
ありがとうございました~!!
実はバイブオンは、来週もプレゼントがあるんだなぁっ♪
flumpoolからクリスマスプレゼント☆
クイズに正解して、商品券をGETじゃ~~~!!!
商品券争奪戦・・
これまた盛り上がること間違いなしっ★
スタッフもワクワクしてます♪
詳しくは来週のバイブオンをチェーーーック!!!!
ブックレコメンド初登場☆
廣文館・新幹線店の藤上さんです!これからよろしくお願いします!!
藤上さんが今日紹介してくれたのは、
的川泰宣の、『小惑星探査機 はやぶさ物語』
惑星探査機といえば、金星探査機の「あかつき」が話題となりましたね。
この本は、2003年5月に打ち上げられた、小惑星探査機「はやぶさ」が
今年6月に地球に帰還するまでの一部始終が書かれた一冊です。
著者の的川泰宣さんは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の教授で
この「はやぶさ」プロジェクトの時、広報を担当していました。
呉の出身で、「はやぶさ」が地球に帰ったときは呉の大和ミュージアムで
講演会をしていたそうです。
本の帯には、サッカー日本代表前監督の岡田武史氏も
「高い目標に向かって、スタッフが心を一つにして、はやぶさに苦難を
乗り越えさせたことに感動するとともに、我々日本代表チームと
たくさんの共通点があることに驚いた」と推薦文を書いています!
次々と起こる、「はやぶさ」の危機に、チーム一丸となって解決していく姿、
何が起こっても、あきらめない姿勢にはとても勇気付けられます。
そして最後、偉業を成し遂げた はやぶさくんがボロボロになって、
地球に帰ってくる姿には、とても感動してしまいます。
Youtubeなどで、はやぶさの最後のシーンを観ることができるのですが、
この本を読んだ後に観ると、つい思い出されて涙ぐんでしまいそうになります。
ぜひ廣文館でこの本を手に取ってみてください♪
サンクスリスナーズウィーク3日目☆
今日は、ラジオに加えて、アサヒビール1ケース、
ipod nano 16GBのプレゼントがありまっせ~!!!
ほしい!という方は、住所・お名前・電話番号を書いて、
メール:vo@hfmweb.jp
FAX:082-251-2050
まで送ってください♪
「直接ケンスィーと話してもいいよ!」というアナタは、
「直電OK!」と書いてくださいね☆
たくさんのご応募お待ちしてまーす!!
ずっとお知らせしてきていますが~
いよいよ来週からサンクスリスナーズウィークがスタート!!
今回のテーマは、「ラジ友の輪を広げよう!」
いえ~い!
バイブオンでは、持ち運びに便利なポータブルラジオを、
4日間毎日5名様ににプレゼントしちゃいます☆
そしてそしてっ!
また、当選者の中からお二人ピックアップし、直接電話を繋いでトーク♪
家族そろってラジ友宣言。同僚とラジ友宣言をしてくれた方には、
「アサヒビール1ケース24缶入り」や、
「ipod nano 16GB」をプレゼントします★
ケンシさん&タケモンと直接話してみたいという方、
ぜひぜひエントリーしてくださいねっ!!
住所・氏名・電話番号をお忘れなく!!!
今日は、廣文館 アルパークブックガーデンの武田さんが約1年ぶりに出演!
今回、武田さんが紹介してくれたのは、
万城目学『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』
万城目学といえば、「鴨川ホルモー」「鹿男あをによし」など作品が映画化、
ドラマ化されているのでご存知の方も多いのでは。
今、最も活躍が期待されている若手作家万城目学の最新書き下ろし、長編小説。
奇想天外な設定でプッと笑わせてくれる作品が多かった今までの万城目作品に
比べて、「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」は特に大きな出来事が起こる訳
でもなく、どちらかといえばほのぼのとして、ちょっと切ないストーリー。
かのこちゃんは小学1年生の元気な女の子。
マドレーヌ夫人は、外国語を話す優雅な猫。
他にも、人間に留まらず、個性的なキャラクターがたくさん登場します。
とにかく、かのこちゃんがかわいい☆
人間、犬、猫、生き物の種類を超えて、お互い思いやる気持ちに暖かくなる
作品です。そしてラストのシーンは、心にジーンときます。
ぜひ読んでみてください♪
EGO-WRAPPIN'のライブを堪能♪
音楽好きな廣文館 本部の山中さんが今日紹介してくれたのは、
松本清張の『聞かなかった場所』
妻の死の真相を探るうちに思わぬ運命に巻き込まれていく男を描いた、
松本清張の1970年のサスペンス・ストーリーです。
もともと松本清張の作品が好きだったという山中さん。
タイトルと、そして思わず手に取ってしまうような表紙が気になったそうです
表紙、ぜひ実際に見てみてください。
この本は、前半と後半で描く視点がかわります。
言うならば前半は追う側、後半は追われる側。
心理描写がすごくうまく描かれていて、本当にこんなシチュエーションを体験したのでは?と思うほどリアル。
登場人物がなぜ犯罪に至ったか、その背景に人間ドラマがあるものが多い松本の作品。
今回の「聞かなかった場所」も、主人公の浅井が農林省・食糧課の係長という立場に翻弄され、だんだん飲まれていきます。
ただ単に、ミステリー・サスペンスという言葉ではおさまりきらないのが松本作品の魅力。
どこにでもいそうな真面目な人が、ちょっとしたはずみでとりかえしのつかないことをしてしまう。
決して物語の中だけの話ではなく現実に起こりうるリアリティを感じる作品でした。
あと、キャリアとノンキャリアの待遇の差など、役人世界の独特な雰囲気も楽しめる一冊です。
ぜひ、廣文館に行ってチェックしてみてください☆
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