オススメBOOK☆最初の哲学者

廣文館・金座街本店の藤森真琴さんが今回紹介してくれたのは、
柳広司の『最初の哲学者』です
この本は、ギリシア神話や、古代ギリシアに実在した人物をモチーフにして
著者が独自の解釈や編集を加えたストーリーを13話収録。
意外に人間くさい神々の世界を描いた、切れのよいエンターテイメント小説です。
著者の柳広司さんは、2008年の作品「ジョーカー・ゲーム」で
吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞をダブル受賞した注目の作家さん。
哲学・神話と聞くと、一見難しそうな本に感じてしまいがちですが、
1話が20ページ程度にまとまっていて、文章も分かりやすく、とても読みやすい!
藤森さんが特に印象に残っているのは、「ソクラテスの妻」という話。
古代ギリシアの有名な哲学者ソクラテス。
妻の目線から、ソクラテスがどういった人物だったのかが描かれています。
ソクラテスがどんな人物だったのか、ちょっと気になりますよね~
ぜひチェックしてみてください♪
この本は、神々の世界のおもしろさを描くのと同時に科学的、論理的に
考え抜く人間の知性も描かれています。
ギリシヤ神話の知識がある方はもちろん、全く馴染みがない方でも十分に
楽しめる作品です★