オススメBOOK☆少女たちの羅針盤

廣文館 新幹線店の藤上さんが今日紹介してくれたのは、
水生大海の『少女たちの羅針盤』
映画化され話題になったので、ご存知の方も多いはず★
今年は広島本大賞という新しい賞ができましたが、
この作品は「ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」という賞の
第1回優秀作を受賞作。
推理作家・島田荘司の出身地である、福山市が主催する文学賞で
受賞した作品ということで、映画のロケ地も含め、福山市ととても
縁の深い作品になっています。
この物語は、現在と4年前の過去が交互に語られていくミステリー。
4年前に女子高生4人だけで作った伝説の演劇ユニット「羅針盤」で起きた殺人。
現在の主人公・マリアが加害者なんですが、そのマリアは芸名で整形もして
いるので、4年前の誰なのか分かりません。
マリアは一体、過去の誰なのか?マリアを追い詰めるのは誰なのか?
また、殺されたのは誰なのか?物語が現在と過去と交互に進んでいくので、
飽きることなく最後まで読むことができます。
さらに、ミステリーだけでなく、女子高生が「羅針盤」をつくり、
芝居に夢中になる姿は、それだけで青春ストーリーとして楽しめます。
ケンシさんも、読んでいてページをめくる手が止まりませんでした!
ミステリー好きな人、青春小説が好きな人、両方にオススメの一冊です☆