オススメBOOK☆働かないアリに意義がある

最近カルピスを使った料理にハマっているという、
廣文館 金座街本店の藤森さんが今日紹介してくれたのは、
長谷川英祐 『働かないアリに意義がある』
※働かないアリをそっと見守るの図。笑
「アリとキリギリス」や、暑い中せっせとエサを運ぶアリの姿を実際に見て、
一般的にアリは働き者の虫として認識されていると思います。
この本は、"蟻や蜂の全てが働き物ではない!"と、我々の常識を覆す知識を
紹介してくれている本です。
著者の長谷川さんは生物学者で、主にアリやハチなどの真社会性生物の
研究をされている方です。
この本は、「アリも働いていないんだから、ヒトも適当にやった方がいいよ」と、
さぼるのをすすめている本ではありません。
最新の進化生物学の研究成果をわかりやすく伝えてくれる本です。
社会性を持つ虫がなぜ、どのようにして進化してきたのか考えることは、
ヒトの社会の動きを考えるときの新しい見方を教えてくれます!
7割のアリは休んでいるという事実から始まり、
働かないアリはなぜ存在するのか?なぜ上司がいなくてうまく回るのか?
なんで他人のために働くのか?などなど、思わず「へ~」と唸ってしまう
様々なことが書かれています
新しい知識を得るために読む、というよりも、生物学的なものの見方を
教えてくれる本です。科学的な思考法が少しでも身につけば、
客観的な事実を示して相手を説得するときにも役立つかもしれません。
じわじわと売れ続けているというこの本、ぜひ読んでみてください☆