オススメBOOK☆空白の五マイル

廣文館本部の山中さんが今日紹介してくれたのは、
角幡唯介 『空白の五マイル』
紀行ものの本を読んでは旅行気分を味わう山中さん。
もともと登山や冒険といったノンフィクションのジャンルが好きで、
今回この本を紹介してくれました
著者の角幡さんは、大学4年生の時にたまたま取った一冊の本がキッカケで
チベットにある世界最大の渓谷「ツアンポー渓谷」のことを知ります。
その奥地には人類がまだ足を踏み入れたことが無い空白の五マイルがあります。
著者の角幡さんは2002年から2003年に掛けて、長らく謎の川とされてきた
チベットヤル・ツアンポー川渓谷の未踏査部を単独で探検し、ほぼ全容を解明。
角幡さんはその後、新聞社に入社するも、5年で辞めて、前回果たせなかった
目的を果たすために、再びツアンポー渓谷に挑みます。
ツアンポー峡谷は、昔からビクトリアの滝のような大きな滝があると言われ、
多くの探検者が挑みましたが、約120年間でそんな滝を発見できませんでした。
そこに著者の角幡さんが2度、挑戦します。
この本では、2002年から2003年にかけての探検を第一部、
2009年の探検を第二部として構成されています。
命を懸けて挑んだ冒険の記録に、必ず心が突き動かされる物があります。
最後まで夢中になって読めてしまう一冊です!