FRESTA Bimi Smile presents 食卓ON楽

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2011年5月27日
「WILL/中島美嘉]

191回目の今日お届けしたのは、「中島美嘉/WILL」でした

鹿児島県日置市に生まれの中島美嘉は、中学生の時に、ドリームズ・カム・トゥルーを聴いたことをきっかけに、芸能の道に進み、自分を表現できる職業に就きたいと思うようになります。
1998年春、中学校を卒業した中島美嘉は、高校へは進学をせず、地元・鹿児島市内のファーストフード店でアルバイト生活を送った後、翌1999年、福岡市内へ移り住み、モデルのアルバイトを始めます。

2000年秋、中島美嘉は、モデルとして様々なオーディションにチャレンジする一方で、もうひとつの夢、歌手になることを夢見て、ソニー・レコードに1本のデモテープを送ります。デモテープを聴いた、ソニー・レコードのスタッフは、その声に惹かれ、彼女を、ソニー・レコードが主催するボーカルオーディション「SD SINGERS REVIEW」に出場させます。このオーディションに見事合格した中島美嘉は、テレビドラマのヒロイン役オーディションにもチャレンジし、およそ3,000人が参加したオーディションを勝ち抜き、ヒロイン役として抜擢されることが決まります。
不良少女が、更正して歌手として活躍していくというドラマ「傷だらけのラブソング」のヒロイン役を射止めた中島美嘉は、そのドラマの主題歌を歌うことも決定。
こうして、中島美嘉の1stシングル「STARS」は、2001年11月にリリースされるのでした。

2001年11月にリリースされた、中島美嘉の1stシングル「STARS」は、中島美嘉本人がヒロイン役として出演したドラマ『傷だらけのラブソング』の主題歌として起用されて、セールスチャート最高位3位、約47万枚のセールスを記録します。
「中島美嘉本人は、女優業も歌手業も、やり方は違っても、同じ表現者として似ている部分があると考えているんです。女優にしても、歌手にしても、どちらも人の前では大袈裟に演じないと、見る人、聴く人にその思いがきちんと伝わらないからだと言っています。彼女自身、元々モデル経験もあるので、女優業と歌手業、どちらが嫌いで、どちらが好きという考え方では無く、両方を経験することが、自分にとってプラスに働くと考えているんです」。
現在、中島美嘉の制作ディレクターを務める灰野さんは、こう語ります。

圧倒的な存在感で、女優としても、歌手としても一躍注目を集めるようになった中島美嘉は、翌2002年2月、10万枚限定で2ndシングル「CRESCENT MOON」を、翌3月に3rdシングル「ONE SURVIVE」を立て続けにリリースします。
「私が彼女の制作スタッフとして関わるようになったのは、デビューから半年後の2002年春です。4枚目のシングルの制作スタッフに加わることになって、レコーディングスタジオで彼女に会ったんです。細い身体なのに、力強く、聴く人にダイナミックに響き渡る彼女の声が、とても印象的でした」。
現在も、中島美嘉の制作ディレクターを務める灰野さんは、当時のことを、こう振り返ります。
こうして、2002年5月、中島美嘉はこの年だけでも、3枚目となるシングル「Helpless Rain」をリリースするのでした。

2002年5月に、中島美嘉がリリースした4枚目のシングル「Helpless Rain」。
「この曲のレコーディングの時、彼女は聴く人に、歌詞の言葉ひとつひとつがハッキリと聴こえるように、何度も何度も歌い直したんです。曲を聴く人の心にきちんと伝わるように、最後まで妥協を許さないその姿勢が、同年代の女性を中心に多くの支持を集める理由だと思います」。

女優、そして、歌手として、一歩ずつ着実に階段を上っていた彼女の下へ、二つのオファーが同時に舞い込みます。
「ひとつは、女優・中島美嘉としての出演依頼で、7月から、日本テレビ系でスタートするドラマ『私立探偵 濵マイク』に、準主役として出演するという内容でした。そして、もうひとつは、歌手・中島美嘉として、同じ7月にフジテレビ系でスタートするドラマ『天体観測』の主題歌を歌って欲しいという内容だったんです」。

女優として、さらに歌手としてもう一歩上を目指すためのチャレンジだと考えた中島美嘉は、この二つの依頼を受けることを決めます。
「主題歌の依頼は、フジテレビのドラマスタッフが、唯一無二とも言える、彼女の歌声に魅了されたからでした。私達自身もそうで、実際、デモテープの完成直前に、プリプロと呼ばれる仮歌を作って彼女に歌ってもらったんですが、その歌声を聴いたスタッフみんな、鳥肌がたったのを今でもハッキリと覚えています。それだけで、私達は、この曲は売れる、と確信したんです」。灰野さんは、当時のことを、こう振り返ります。

シングルのレコーディングは順調にすすみ、最終作業に入っていきます。
「曲が完成し、レコーディング作業も一旦終了して、彼女には帰宅してもらいました。ところが、スタジオに残って、完成間近の曲を聴き返してみると、どうもしっくりこないんですね。何度聞き返してみても、しっくりこないんで、ひょっとして、彼女の声の高さを変えたら、上手くいくんじゃないかと考えた私達は、既に自宅に戻っていた彼女を呼び戻して、改めてレコーディングし直すことにしたんです。自宅からレコーディングスタジオに呼び戻された彼女は、声の高さを変えて歌うことに対して、嫌な顔ひとつせず、改めて歌い直してくれたんです。レコーディングし直してみると、曲の持つ表情が、がらりと変わって、より大人っぽいバラードへと生まれ変わることができました」

こうして、再度レコーディングし直すことで、生まれ変わった中島美嘉5枚目のシングル「WILL」は、ドラマ『天体観測』の主題歌として、2002年8月にリリースされるのでした。

2002年8月にリリースされた、中島美嘉の5枚目のシングル「WILL」は、セールスチャート最高位3位、約15万枚のセールスを記録します。
「この曲が多くの音楽ファンから支持を集めたことで、この曲の別アレンジバージョンが収められている、同じく8月に発売された1stアルバム『TRUE』が、セールスチャート1位を獲得することができました。
この曲で、彼女が歌う、バラードナンバーを評価してくれる音楽ファンが増えたのも間違いありません」。最後に、ディレクターを務める灰野さんは、こう振り返ってくれました。

彼女の唯一無二の歌声を活かした、J-POPバラードの名曲の誕生の瞬間でした。

今日OAした曲目
M1.LOVE LOVE LOVE/ドリームズ・カム・トゥルー
M2.STARS/中島美嘉
M3.Helplesss Rain/中島美嘉
M4.WILL/中島美嘉