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2016年7月 1日
7月1日 七宝作家 菅坂安子さん

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「ヒロシマウィメンズハーモニー」記念すべき700回目のゲストは七宝作家の菅坂安子さん。また番組放送日7月1日は菅坂さんのお誕生日でもあり、700回の7、七宝の7、7月の7とトリプルセブン、まさに不思議なご縁も感じられ、番組も賑やかに始まりました。
菅坂さんは日本工芸会の正会員として日本伝統工芸展にも数多く出品され2009年の初入選以来ほぼ毎年入選を重ねられています。「七宝」とは伝統工芸技法のひとつで金属製の下地の上に釉薬をのせたものを800度前後の高温で焼成したもの。その色彩はとても美しく、アクセサリーや小物、花器など様々な物の施されています。
菅坂さんが七宝に出会ったのは40年以上前。京都旅行の途中、京七宝の小さなアクセサリーを見つけられました。その可愛いくも美しい七宝に魅かれて制作を始められ、京都の伝統工芸作家の教室に月に2回1泊で5年間通い学ばれました。帰りの新幹線の中では焼成した作品がひび割れるピン、ピンという音を聞くたびに悔しく、悲しい気持ちになることもあったそうです。
その後も諦めることなくひた向きに作品製作に取り組まれた結果、3年目を迎えた頃にはみごとに完成するようになり七宝作家としての光を見出されました。
菅坂さんの作品には常にテーマがあり、日常五感から得た情報を作品に反映させていきます。旅に出れば大好きな海辺に宿をとり、窓から見える海や波、風、空、雲など自然の織り成す美しい景色からイメージを作りあげます。
作家として技術的なものは誰もがクリア出来ているもの。高得点も好評価もいただけるものですが、目標は人を感動させられるキラリと光る作品を完成させることと制作意欲は尽きることがありません。
明るい笑顔と気さくな人柄の裏側に垣間見られる作家としての強い信念。七宝というひとつの事を貫くことの厳しさと、その七宝に出会えた喜びが菅坂さんの人生により一層の彩を与えているように感じられました。