15歳からはじめたボクシング、2019年に現役引退するまでに全日本選手権で4度日本一に輝いた新本さん。数々の国際大会においてもメダルを獲得し、村田諒太選手、井上尚弥選手とともに団体優勝をはたしたアマチュア女子ボクシングの第一人者です。
広陵高校のボクシング部に所属したものの、当時は女子の試合がなく練習ばかりの3年間でした。試合に出たいという思いから大学へ進学、唯一の試合である年1回の全日本選手権に出場し続け、大学4年生で初の日本一の栄冠を手にしました。その後社会人においても国内外の大会に出場し、試合で数々の成績を残すばかりでなく、遠征先の多国籍選手との交流はかけがえのない経験となりました。
アマチュアボクシングは3分3ラウンド勝負。連日トーナメント制で行われるため、勝ち続けることによって過酷な減量が続きます。お楽しみのグルメも試合が終わるまではおあずけ状態で、北海道では負けた選手が海鮮丼を食べる姿を横目に水を飲みながら耐えていたことが思い出されます。
引退は東京オリンピックへの出場が叶わない状況において決意、「やるだけのことはやりきった」と悔いはなかったそうです。
2020年には「きさく」の呉店が開店することになり店長として抜擢されました。広島汁なし担々麺の元祖とも言える「きさく」の味を多くの人に知ってもらえるよう日々お店で担々麺づくりに励んでいます。県外、海外のボクシング仲間達はコロナが収まったら食べに行きたいとそのときを心待ちにしてくれているそうです
次なる人生のステージへ踏み出した新本さん。高校やジムでのボクシング指導を続けながら、今後は広島県内のボクシング界を盛り上げるために出来ることをしていきたいと言われる姿に今も変わることのないボクシングへの思いを感じました。
元祖広島汁なし担々麺「きさく」呉店
火曜日~日曜日 11:00~15:00まで開店(月曜日休業)
※通販販売あり
睡眠や頭痛などでお悩みの方へ施術を行う高橋由貴さん。
主な施術方法は、足を使って身体全体をもみほぐすフーレセラピー、専用の筆でリンパを流す筆リンパトリートメント、硬くむくんだ頭の老廃物を流す脳洗浄ほか、ひとり一人の悩みに寄り添ったメニューを組まれています。
睡眠のことを深く考えるようになったのは、娘さんの一言からでした。
娘さんは小学校6年生だった頃、突然不登校になり不眠症にも悩まされる日々が続きました。眠れる薬、心の薬を服用していたそうですが、そのとき「薬はリスクがあるので、薬ではない方法で寝かせてほしい」の言葉に、何とかして寝かせてあげたいと試行錯誤するなかでたどり着いたのが現在の施術でした。その後同じ悩みを持つ人達の役に立ちたいとサロンをスタート。高橋さんの得た知識や施術技術によって、いまでは多くの人達から睡眠の質の改善やメンタル向上など嬉しい声があがっています。
日々の生活の中で人それぞれ悩みは尽きないものですが、事実を前向きに捉え「心のエネルギー」を蓄えるためにも睡眠は欠かせないものです。
コロナ禍における環境の変化からストレスが蓄積し、心身のバランスが崩れ不眠や心の不調を訴える方達も増えています。心と身体を解放する時間を私たちは意識的に取り入れていかないといけないのかもしれません。
「心と身体の流れをよくすることで、一人でも多くの人が笑顔になれるお手伝いをしたい。」と言われる高橋さん。今後は娘さんと一緒に、これまでお世話になった方達への恩返しの気持ちを込めて施設等へのボランティア活動も企画されています。
親子そろっての活動も楽しみですね。
睡眠ケアサロン Chez Youki
https://chezyouki.wordpress.com/
歌手、プラスサイズモデル、YouTuberといくつもの顔を持ち活動中のSACHIさん。
メイクやファッションの情報を独自の視点で発信しているYouTubeはスタートしてわずか半年で登録者数6万人を超えるほどの人気です。
歌手としてはジャンルを問わずカバー曲を中心に歌われ、番組でもアルバムから江利チエミさんの「COME ON-A MY HOUSE」をご紹介しました。SACHIさんの艶やかで弾むような歌声が印象的でした。
プラスサイズモデルとしては読者モデルからのスタート。年齢や体型に関係なく「自分らしさ」を大切にしたいという思いで始め、現在ではコラボ企画や特集がWEB番組で組まれています。
SACHIさんが発信するメイクやファッションによって悩みやコンプレックスと向き合い「私は私でいい」と勇気づけられた人もいます。格好つけず、ありのままの自分を表現しているところに多くの人達が共感し、そのありのままの姿の中にもSACHIさん自身が経験や体験によって得た強さと優しさが感じられることが人を惹きつける理由だと感じました。合わせて明るく、おしゃべり上手、場の雰囲気を和ませてくれるSACHIさんからは、人の気持ちに寄り添える女性という印象も受けました。
今後も海外のアーティストとのコラボ企画などが予定されており、広島のYouTuberとしての更なる活躍が期待されます。
第2回五日市アニコミ&アニソンフェス開催(SACHIさんが司会をつとめます)
日時:7月24日(土)16:00~20:00
会場:五日市中央公園
https://www.facebook.com/5ani.jp/
SACHI沙智ちゃんねる(YouTube)
https://www.youtube.com/channel/UCGUhj0lwUUkhPr_KyXss_BQ/featured
途上国、主にインドの刺繍を扱うブランド「株式会社itobanashi」代表の伊達文香さん。
出身である奈良県五條市と広島県東広島市志和を拠点に輸入販売からインド刺繍生地を使った商品制作、イベントや商業施設へのポップアップストア展開などインド刺繍の魅力を伝え広げています。
インドを初めて訪れたのは大学1年生のとき、文化の多様さやテキスタイルの素晴らしさに惹かれました。大学院進学後のインド留学中には現地のNGOとファッションショーを共催。その頃出会った職業訓練所に通うインドの女の子の刺繍へ対する思いを聞いたことで伊達さんの刺繍への興味は更に深まりました。あらゆる地域の刺繍生地を集め帰国後にitobanashiの起業、現在の活動に繋がります。
インド刺繍は1,000年以上の歴史があり、布と針、糸があればどこででも出来る手仕事です。職人が一針一針刺し原始的な方法で描かれた文様には、美しさはさることながら職人のエネルギーや時間を感じずにはいられません。
そんな職人が手間暇かけて作ったインド刺繍生地で洋服作りも行うitobanshiでは、現在「ゼロウェイストプロジェクト」を展開中です。
服作りから出るハギレをゼロにしたいという想いからスタートしたもので、布を無駄なく活用する展開に繋げるためクラウドファンディングにチャレンジしています。
支援いただいた方へのリターン商品として制作されたハギレを活用したTシャツはフロントに色、柄とりどりのハギレがデザインされ大人可愛いデザインです。
廃棄生地をなくす、古き良きものを大切にする、つくった人の心をくむ。
伊達さんのお話から人や物へ対する温かさを感じることができました。
服づくりからハギレをなくしたい「ゼロウェイストプロジェクト」
クラウドファンディングチャレンジ中(7月6日まで)
https://motion-gallery.net/projects/itobanashi-t-shirts
「ししゅうと暮らしのお店」開催
日時:2021年6月26(土)〜27日(日) 11:00~18:00
場所:広島県東広島市志和町志和堀3231-1
*google mapはこちら(駐車場あり)
https://goo.gl/maps/LPXd35SqiHsJEheX8
6月4日 イトバナシ社長 伊達文香さん
「刺繡」との出会い
6月11日 シンガー モデル youTuber SACHIさん
ありのままの「自分らしさ」を大切に
6月18日 睡眠ケアサロン 高橋由貴さん
健康は良き睡眠から
6月25日 汁なし担々麵 きさく店長 元ボクシング日本チャンピオン 新本亜也さん
ボクシングを通して広がった世界