古元邦子さんは、精神科病院で17年間臨床心理士として勤務した後、広島県の女性起業応援制度を活用して独立、心理相談室を開室されました。現在、個人カウンセリングをはじめ、セミナーや講演、広島カウンセリングスクールでは講師育成も行われています。
独立に至った一番の想いは「子育て支援」、そしてカウンセリングをもっと身近に感じ気軽に受けてもらいたいという思いからでした。
社会の変化により子育ての環境も変わってきているなか、授乳中にスマートフォンを操作したり、騒ぐ子どもにスマートフォンで動画を見せるお母さん。便利なツールを使うことが当たり前になり、大事な子どもとのコミュニケーションがとれていないことに気づいていないという現実もあります。
そんな日常の些細なことにより、子や親に何かしらの負の影響が出てくる可能性はゼロとはいえません。古元さんは講演活動を行いながら子育てやコミュニケーションのあり方をカウンセリングの知識を持って広げています。
個人カウンセリングでは夫婦関係、介護のことで悩む人、パートナーと死別した方、中年期の女性など相談室には様々な人が訪れ、古元さんは相談者の方の今をしっかり観察し感じることに意識を向け言葉に耳を傾けます。
カウンセリングのゴールは自分で納得し、腑に落ちること。その兆しは外見や表情、話しぶりに表れてくるそうです。多い日には5人もの人たちが相談室を訪ねてきますが、時間を割いて来て下さることへの感謝を忘れることはありません。
カウンセリング=自分と向き合う贅沢な時間。
誰もがそう認識できる日がやってくるといいですね。
【広島カウンセリングスクール主催
「ミニセミナー2019」~体験型ワークで楽しく人間関係を理解する~】
全5回セミナー開催中
第2回 10月13日、第3回 10月27日、第4回 11月24日、第5回 1月26日
時間:14:00~15:30
お問い合わせ:広島カウンセリングスクールhttp://hiroshima-cs.com/
10月4日 心理相談室アフォーダンス代表 古元邦子さん
~ほかの誰でもない自分のために~
10月11日 働き方改革推進・働く女性応援課長 津島伊保さん
県内企業の働き方改革や女性活躍の場をサポート
10月18日 企業主導型保育園「アルパカの森保育園」 浦川茅彰さん
お口を健康に育てる「口育」を提供
10月25日 安田女子大学准教授 段野聡子さん
学生が起こす街作りで活性化を
大須賀實千子さんは、ボランティアとして紙芝居を自作上演、主に学校や公民館に出向き子ども達や高齢者に向けて読み聞かせをされています。
広島県の伝説について尋ね調べ完成させた紙芝居はオリジナルのものを含めこれまで16作品。絵を描くことはもちろん、台本づくりや音響、衣装といった演出もすべてひとりでこなします。「紙芝居は見る人と楽しむエンターテイメント」と言われる大須賀さんの紙芝居は、お話の登場人物のセリフを観客に声に出して演じてもらいながら一緒に創り上げていくものです。
地方公務員退職後には地域貢献をと決められていた大須賀さん。
公民館等で無料のボランティア講座をいくつか受講し、自分に合うものは何かを探したところ「話すこと、書くこと」の楽しさに改めて気づかれました。
当初は市売品の紙芝居を読み聞かせされていましたが、自由に作り変える事も出来ず、広島を描いた作品もなく物足りなさを感じ自作することを決められました。
伝説や歴史の調査には時間はかかるものの、知らないことを知る喜びは何事にも代えられないものです。「観音寺の振姫椿」という作品では実際に広島市南区元宇品のお寺に出向き、住職のみ知る逸話を取材できたことから濃い内容の作品となりました。平安、戦国、江戸と時代を繋いで作っている紙芝居、次回は明治時代の作品をと題材探しに力が入ります。
将来は読み聞かせの活動をしている娘さんが大須賀さんの作品を上演してくれることを嬉しそうに話される姿も印象的でした。
広島市シニア大学プレ大学祭にて上演
日時:10月23日(水)12:00~(紙芝居上演15:00頃より)
会場:広島駅地下広場
【その他活動の詳細、紙芝居上演依頼のお問合せ】
広島ばあばの紙芝居本舗
https://hiroshimababa2017.jimdo.com/
広島情報a‐ネットのまちづくり人財バンク
http://www.a-net.shimin.city.hiroshima.jp/anet/koushi/archives/post-202.html
東広島市西条、酒蔵通りのすぐ近く、今年で10年目の「R FLOWER」。
地元でも評判のおしゃれな花屋さんです。
店主の山岡味加さんは「贈った人にももらった人にも喜んでもらいたい」と性別はもちろん年齢、目的、好きなもの、好きな色など訊きアレンジしていきます。
「赤色」にも様々種類があり、どんな赤がお客様に似合うのかなどイメージを膨らませながら作る花束には山岡さんのセンスと感性が溢れます。
週2回の花の仕入れにはとにかく早く出向き、良い花を見極め仕入れています。
友人の結婚式に参加した際、隣に座った人が花屋さんだったことから「私も!」とOLから転身、広島市内のお店で5年修行したのち結婚、出産。
その後嫁ぎ先の東広島の生花店に勤務するものの、店主が店じまいすると聞き引き継ぐことを決められました。場所も屋号も変えての再開店となりましたが、10年たった今、自分らしい店へと成長していきました。
お客様との思い出は数知れず、結婚式のブーケを依頼してくれた夫婦のご主人から、毎年奥様の誕生日や結婚記念日にプレゼント用の花束の注文があったり、幼い息子さんが母の日に父親と同じように花を買い求めに来るなど、花を通して夫婦や家族の成長を感じられることは山岡さんにとって喜びのひとつでもあります。
「これからも今の自分のまま、自分のペースでやっていきたい」
そんな飾らず自然体な山岡さんが作り出す花の世界は、私たちに感動と安らぎを与えてくれます。全国発送も可能ということですので、気になる方は「R FLOWER」のSNSをチェックしてみてくださいね。
「R FLOWER」
https://www.facebook.com/R-FLOWER-106240479586568/?ref=page_internal
昨年夏に設立された「ピアサポート子育て相談センター」。
自分で環境を選ぶことのできない子どもたちのために、子どもたちの環境を整え夢や希望をもって生きていけるように、個別相談やイベントを通して家族のサポートを行われています。
個別相談では、理想通りにいかない子育てに悩み、苦しみ、自分を追い込んでしまっているお母さんが誰にも言えない想いを背負って訪ねてこられます。
そんな相談者の言葉に池永さんは子育ての先輩として耳を傾け、自らの経験と心理士としての知識をもって寄り添います。
池永加寿子さんは、3歳から18歳まで養父母のもとで成長されました。その環境は日常的な罵声や暴力、勉強する時間も得られずお手伝いさんのような扱い...お世辞にも良いとはいえず「家族」がいてくれたらと嘆き悲しむ生活でした。
けれども結婚をして子どもが生まれ、自らが母親になったことから「子どもに恥じない生き方をしたい」と奮起され大学に入学。家族を持ち孫も生まれたいま「言葉や力の暴力を受けたものはつらい」という現実、「つらいことがあっても時間と努力を重ね、そこから立ち上がることができる」という希望。その想いを胸に日々子どもたちやご家族と向き合われています。
常に心の中にあるのは「ただひたすらこどもたちのために」という想い。
こどもたちを育てるのは親、そして社会。
親になったらしっかり子育てをしてほしいけれど、疲れた時には周りの力も借りてほしいと池永さん。想いを言葉にして吐き出せば、少しは心が軽くなるかもしれません。
たくさんのつらい経験を乗りこえてこられた池永さんならきっと優しく受け止めてくれるはずです。
虐待防止講演会「子どもたちの笑顔を守るために私たちにできること」開催
日時:9月21日(土)13:00~16:00
会場:合人社ウェンディひと・まちプラザ(マルチメディアスタジオ)
費用:一般1000円
【お問い合わせ】
ピアサポート子育て相談センター