2020年11月27日
11月27日〈食堂「もったいないおばさんのたまり場」店長〉井上洋子(いのうえ ようこ)さん

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広島市中区基町の高層アパート内、ショッピングセンターの一角にある食堂「もったいないおばさんのたまり場」。ここで店長を務めているのが、明るい笑い声と笑顔が素敵な井上洋子さんです。

お店で出されるメニューは、うどん、ちらし寿司、お惣菜など誰もが好きなおふくろの味で、食材は自身の持ち出しやお客さんからの差し入れなど、無駄にすることなく使う「もったいない精神」で作られているものばかり、うどん一杯150円という安さも魅力のひとつです。週に3日、自宅のある安佐北区からリュックいっぱいの食材を担いで約1時間の道のりをバス通いして15年になります。

日頃は家に籠りがちの人達も食堂の開く日には井上さんの料理、井上さんに会うことを楽しみこぞってやって来ます。今では常連さんとの言葉のやりとりの中で健康状態や心の様子もわかるようになり、いつもと違う様子のお客さんに「今日はさえんかったんかね」などと声をかけると「実はね...」と悩みを吐露して帰る人も。

時には「3日間何も食べとらんのんよ」というお客さんの電話に驚き、うどんの材料を持って家へ駆けつけ、目の不自由なお客さんには料理の並びを丁寧に説明してあげるなど、ひとりひとりに寄り添う優しさは多くの人の心を満たしてくれます。

一人暮らしの高齢者が増えるなか、お互いに助け合えるコミュニティはこれからの時代には欠かせないものです。人生最後まで美味しく食べて、たくさん話して、笑える場所があることはこの上ない幸せです。そんな場所にこれからもずっと井上さんには居続けてほしいとお話を伺いながら願うのでした。

食堂「もったいないおばさんのたまり場」

開店日:毎週水曜日、木曜日、金曜日(10:00∼14:00)

広島市中区基町19-2-462

電話:082-221-3054

2020年11月20日
11月20日〈広島大学平和センター・大学院人間社会科学研究科 准教授〉ファンデルドゥース瑠璃(るり)さん

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平和活動として原爆・被爆の事実を「社会科学」的な観点で分析、研究を行われています。例えば被爆者アンケートに記されている言葉、背景等から被爆者の思いを汲み取り、体系的に教材に反映させること。また平和記念資料館の来館者がサイト上で交わす情報内容の傾向から更に効果的な展示の可能性を調査するなどです。

原爆・被爆の実相についての認知は国内外において様々で、時に解釈の仕方が違ったり、誤解があったりもします。

また原爆が一過性の脅威であるような印象だけで終わらせたり、被爆者の「被爆投下直前直後」の部分だけに意識を向けるのではなく、その後被爆者がどのように生きてきたのかに目を向けることで被爆の実相に付随する人の心を理解できるのではないかと考えます。被爆体験者の情報収集、分析をすることで人の心の可視化をしていくことが被爆体験の継承にも繋がります。

誰もが一般化・歪曲することなく原爆・被爆のことを同じように伝えられること、市民が当たり前に集まり、語り、学べる場所、自分事として継承していくこと。それが瑠璃さんの目指す被爆体験の継承です。そのためには私たちもあらゆる視点でその実相を見つめる必要がありそうです。

被爆者の高齢化により被爆体験の継承が危ぶまれるなか、瑠璃さんをはじめとする研究者の皆さんの活動によって、あの日から今日までの記憶が決して失うことのない事実として生き続けることを祈りたいと思いました。

広島大学平和センターhttps://home.hiroshima-u.ac.jp/heiwa/

◆被爆者 森冨茂雄さんによる画集「消えた町、記憶をたどり」が現在発売中

広島市平和記念公園レストハウス、広島平和記念資料館にて販売

2020年11月13日
11月13日〈「はるかぜ」社会法人広島修道院(乳児院)、「はるかぜ」日本語ボランティア〉佐藤雅子(さとう まさこ)さん

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ボランティアをはじめて23年。阪神大震災後、仮設住宅の方々を広島へ招いた際のサポートから日赤小児科の癌病棟でのボランティアなどこれまで関わった活動は多岐にわたります。現在はコロナで休止中ではありますが乳児院でのスキンシップボランティア、留学生在籍校へ出向き日本語指導等を行われています。

「はるかぜ」設立のいきさつは、当時子どもが通う中高一貫学校のPTAで親しくなった親同士が卒業後も付き合いを継続したいという声が上がり、すでにボランティアを経験していた佐藤さんの提案で「主婦が出来るボランティア活動」をはじめることになりました。そのため、資金や財源、支援組織なしで長年活動されています。

 

乳児院での活動は乳児期に心身の発達に必要なスキンシップボランティアを謳っていますが、毎回子ども達の笑顔に癒され「逆にボランティアをしてもらっています」と佐藤さん。また、日本語ボランティアでは学校のカリキュラムにのっとり日本語や文化などを伝える中で、入学当初は名前しか言えなった高校生の成長過程を見ることに喜びややりがいを感じています。

活動中には、佐藤さんご自身にも辛いこと、悲しい出来事がありましたが、ボランティアで接する子ども達の笑顔に幾度となく励まされてきました。

「ボランティアは子育てと同じように、親が育てているつもりでも親にさせてもらっているように学ぶことが多く、成長させていただいています」と佐藤さんはボランティアを通して多くのものを得てこられたようです。

現在ボランティアのメンバーが少ないことが課題です。気軽に参加できますので、興味のある方はどうぞお問合せください。

 

【日本語ボランティア】

実施日:毎週土曜日 10:00∼12:00

会場:広島市留学生会館(広島市南区西荒神町)

【乳児院ボランティア】※現在コロナのため、休止中

実施日:毎週水曜日 11:00∼13:00、13:00∼15:00

会場:社会法人広島修道院・乳児院(広島市東区尾長西)

 

〈ボランティア希望の方〉

お問合せ先:「はるかぜ」メールアドレスharukaze@feel.ocn.ne.jp

 

2020年11月 6日
11月6日〈ドッグトレーナー・「犬とオーナーのためのお店 DOG LIFE PLUS」代表〉上野貴子(うえの たかこ)さん

 

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ドッグトレーナーとして長年ワンちゃんと飼い主さんとの関係づくりのお手伝いをされている上野貴子さん。現在はドッグスポーツやエクササイズ、ペットの手作り食セミナーなどを楽しいイベントを企画運営されながら、ネットショップではワンちゃんに嬉しい食品、商品、飼い主さんに役立つ情報も発信しています。

これまで関東圏でドッグトレーナーとして一般的な家庭犬のしつけだけでなく保護犬をしつけ直すなど、個性豊かなワンちゃん達と向き合いながら知識や技能を身に付けてこられました。東日本大震災後、地元である広島へご家族と共に戻られドッグトレーナーとして再出発となりましたが、関東とのペット環境やトレーニングの差に驚き「これではいけない!」と奮起されての活動スタートとなりました。

バランスボールエクササイズやドッグスポーツ、ノーズワークや手作り食など、すべてはワンちゃんが健康で元気に長生きするために必要なこと。

また問題行動を起こすことへの対応も動物行動学を踏まえ、ワンちゃんを変えることより飼い主さんの意識や関わり方を変えることが一番のようです。

子犬のうちからのトレーニングは問題行動防止にもなるそうなので、パピー教室へ気軽に参加するのもいいですね。

ペット災害危機管理士1級講師としても活動中の上野さんですが、広島では西日本豪雨災害を経て、災害時ペット同行避難ガイドラインの策定も行われました。

災害時におけるペット対処など飼い主にとっての責任は様々あります。

「ペットは家族の一員、大事な存在」という思いだけでなく、家族として日々のケアを忘れずにいたいですね。

第3回ドッグスポーツ「プラー」記録会開催

日時:11月15日(日)

会場:ドッグランクラブ広島(東広島市黒瀬町)※エントリー、見学両方可

お問合せ:https://www.dog-life-plus.com/hpgen/HPB/categories/3707.html

犬とオーナーのためのお店ドッグライフプラス

https://www.dog-life-plus.com/

2020年11月 1日
11月のゲスト

11月6日 「犬とオーナーのためのお店 DOG LIFE PLUS」代表 上野貴子さん

      問題行動予防に子犬のうちからトレーニングを

 

 

11月13日 「はるかぜ日本語ボランティア」 佐藤雅子さん

     子ども達の笑顔に癒されるボランティア

 

 

11月20日 広島大学平和センター准教授 ファンデル・ドュース・瑠璃さん

     被爆者はどう克服したのか 広島で学んだ「生きる力」

 

 

11日27日 もったいないおばさんのたまり場(食堂経営) 井上洋子さん

     食堂を通して高齢者を見守り、お互いを助け合う

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